サービス残業という言葉をよく耳にしますが、残業代の請求を諦めている方はいませんか。まず大切なのは、会社との雇用契約書に目を通し、原則1日8時間労働の法定労働時間か、月ごとの所定労働時間かを確認することです。土日休みでないシフト制の会社等は、ほとんどが所定労働時間です。それにより残業代の計算方法も違ってきますので、残業代を計算するには、契約内容と自分の残業時間をきちんと把握することです。
契約内容の確認をしっかりしておくと、残業代も自分で計算出来ます。未払い分を後から請求する場合には、タイムカード等の証拠が必要不可欠となってきます。自分が働いた時間が請求時にきちんと把握出来るように日頃から記録を残しておくことが重要です。簡単に出来る方法は、自分で毎日メモ等で記録を残しておくことです。
時間だけでなく、その時一緒にいた同僚の名前を控える、仕事内容を控える等、出来るだけ細かくメモに残しておくと後から同僚の証言もとれますし、証拠のひとつとなります。またスマートフォンが使用出来る環境であれば、撮影しておくのもいい方法です。タイムカードを撮影、またはタイムカード打刻後の残業には、PCの日にちと時間を撮影する等、スマートフォンのカメラ機能を最大限に使用する方法もあります。法律でも残業代の支払いは会社に義務付けられています。
未払い残業時間の請求は2年間有効です。近くの労働相談窓口や無料弁護士相談等、様々な相談窓口がありますので、諦めないで証拠を持って相談に行き、未払い分をきちんと請求することが問題解決の第一歩です。
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